2020年8月8日 / 最終更新日時 : 2021年7月28日 Shuzan_GUC 尺八 楽器の構え方 尺八の構え方、持ち方、指の置き方は人により、流派によりさまざまです。下管を右手で支える方、はたまた逆手、指を斜めに置く方、地面と比較的水平に構える方など。名人、現在のプロの演奏家でもそれぞれ特色があります。しかしながら、尺八の構え方における重要な要素は以下の三点に集約されます。 1. しっかり塞ぐ、しっかり開ける 指で指孔を塞ぐ、または開ける運動における再現性が高いか否か。具体的にはどんなに早く指孔を開閉しても、しっかり開く、しっかり閉じられるかにかかっています。 2. 運指を聞かせるために無理がないか “運指を聞かせる”とは尺八が尺八たる独特の移行音(音と音の移行時の間に聞こえる装飾音)を作るために合理的であるか。この移行音に流派の特徴、習った師匠の演奏の癖が現れます。特に他のジャンルの音楽を尺八で演奏する際には、音色と共に”らしさ”となって聞く方に受け取られます。半音階の運指の際に、指孔の半開、かざし、4分の1、五分の一等の開閉が指の筋肉の緊縮、弛緩を利用できるか。分かりやすく表現すると一定点まで捻った/引き絞った/伸ばした指を緩めると元の閉の位置にもどるか。 構え方の一例:正面 構えかたの一例:側面 構えかたの一例:歌口の位置 3. 運指の際に支点(特定の接触感)が感じられるか 特に半開音(半音階)等を発音する指使いを行った際に、例えば人差し指の爪の指孔への引っ掛かり、薬指、人差し指の関節の楽器との接触感、親指の爪の側面の楽器との接触感、中指と薬指側面の接触感等々。